執筆環境の整理(AI執筆はやっぱり難しい)

Gemini3.0がスゲーというニュースが流れる中で、前々からAIを使った小説書きを模索すると言いつつ、実態は何も進展がないという悲しい状況・・・。
なんでかって? AIは日々進化しているっぽくても、実際に小説を書いてもらうとなると、詳細なルールと指示プロンプトが必要で、かつそこまで用意しても、出力される結果が満足できるようなものではなく、修正に修正を重ねている内に、最初から自分で書いた方が早くね?となる、いつものパターンに陥ってしまうのでした。

特に長文になると、一貫した設定を守れず、いかにもテンプレな進行と台詞になり、最後は意味不明なオチに行き着くような感じが多かった。導入からオチを決めていても、それに従わずに勝手に新しい設定も生えてくることもあった。
AIに書いてもらった感じだと、テーマがあって裏テーマがあって、対比や入れ子構造になって、この文章はどちらにもかかっていると指示しても上手くいかなかった。その文章の分析自体は誘導すればできるけど、この条件で文章を書いてと頼んでも、なんかパッとしないというか、引き算ができずに説明っぽくなる感じ。
俗にいう詩的な表現までいかなくても、よくある日常の表現と情景や物語背景が重なるような言い回しができない。できたとしても再現性がなく、偶然のガチャで出てきた感じ。
まあ、やり方が悪いのだと思うけど、現状だとchatGPT、Gemini以外のやつで、金銭面も含めて今後も安定して使おうと思えるものがなく、この2つを軸に色々と模索するも良い結果は得られなかった。
詳細に時系列と意味と意図を記述した進行内容を作品の段落数だけ箇条書きにして書いてもらうのが一番それっぽかった。だけど、これじゃ最初から書いてるのと変わらないレベルなのでやめた。
ひと段落して、AIはアイディア出しと、誤字チェックと調べものとか、改善点の指摘、感想もらい用などのアシスタントに落ち着いてきて、今は今後のAI進化を期待しつつ、今度は基本の執筆環境を整理してみようという段階にきました。(今までは何となく気分でやっていた)

まず、基本の執筆ソフトとして、obsidian(オブシディアン)を採用。
オブシディアンの良いところは、
・まず無料(公式プラグインで課金あり)
・軽くて起動が爆速(.mdファイルで他に引っ越しも簡単)
・完全オフラインのローカル環境で動作&データ管理可
・ファイル同士を簡単にリンクでき、かつ視覚的表示可
・プラグインによる機能拡張の可能性(自作も可?、AIとの連携も可能)
・同一ファイルを2画面によるリアルタイム同期表示(←これ重要)
と、こんな条件をクリアしているから選びました。
まず、オンライン依存しない仕様を基本として、バックアップも手元に置いておけることを重視。バックアップはオンラインストレージ2つにしているけど、メインはオフライン作業可能な手元のデータにした。
オブシディアンはマークダウン形式で軽くて汎用性が高く、プラグインも豊富、ファイル同士を[[]]で囲むだけでリンクしてくれるので、雑にメモを残しても行方不明になりにくい。
こういうのを『ツェッテルカステン(Zettelkasten)』とかいうみたいだけど、そんな高尚なものではなく、自分が管理しやすい、将来的にもっと良いものに引っ越すことも見越してなるべく足元を汎用的で応用の効くものにしたかった。
(Zettelkasten=ドイツ語で、「Zettel(ツェッテル)=紙片・メモ」、「Kasten(カステン)=箱」を意味。ドイツの社会学者ニクラス・ルーマンが生涯で大量の著作を残すために用いた、「メモ同士をリンクさせて知識のネットワークを作る」という手法として非常に有名らしい。Geminiより)
そして、何より決め手になったのは、同じファイルを2画面で開いて片方を編集するとリアルタイムでもう片方に反映されるという仕様。

これ地味だけど、すごく便利。2画面で、片方を清書版、片方を設定や意図を含めたある種の脚本版として、同じファイルを見比べながら書き足していける。
具体的には、左右に同じファイルを開き、片方を清書版としてスペースを確保、片方は下にスクロールして脚本版として書いていく。(同一ファイルを左右を段違いで並べている感じ)
別にメモ帳を2個開いてもできるけど、これだとファイルが2個必要になるし同一ファイルのリアルタイム反映はできなかったはず?なので、これが単純にさっと簡単にできるのがよかった。
これでまず脚本版を精密に書いていき、削ったものを清書版に書いていく。両方を眺めながらできるのは思っているよか気持ちがいい。
オブシディアンじゃなくてもこの機能はあると思うけど、無料でシンプルで軽い、オフライン&プラグインあり、自作もあり、AIアシスタント導入も可能、今度の発展性も加味してこんな良いものが他に見つからなかった。
基本の執筆は、
・このオブシディアンの2画面構成(脚本版と清書版)で書く(場合によっては脚本版と資料を開きながらも執筆)
・データはメインの手元(オフライン)とオンラインストレージ2つで管理
・書いたものをchatGPT、Geminiで誤字脱字、整合性などチェック
・notebookLMとかの音声解説にかけて聞いてみる(耳で聞くと新しい発見、見方もある)
と、今現在(2025年11月)はこんな感じになった。

色々と考えたけど、Windowsのメモ帳環境が一番で、そのちょっとの延長にオブシディアンがあったというだけなのかも。有料のやつを探せばもっと良いものあるのだろうけど、そんなに高度なものを必要としていないんだよね、自分の力量的に。
ファイルのリンクを張り巡らして、なんかカッコイイ執筆を想像してたけど、実際に使う機能的な部分は、紙で書く→メモ帳で書く、からそんなに進化していない。
なんでもそうだけど、基本が一番で遠回りしても結局は基本に戻ってくるみたいな――、寓話的な感じに落ち着きました。とりあえず、これで書いてみようと思います。
ちよまつ (2025-11-22)


